ほぼCG「猿の惑星」新作、“順調”にリモート撮影へ

2020/05/29 04:56 Written by Narinari.com編集部

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ウェス・ボール監督によると、「猿の惑星」最新作が間もなく“バーチャル”で製作開始となるそうだ。昨年のディズニーによるフォックス買収後、同作の監督として報じられていた「メイズ・ランナー」シリーズなどでお馴染みのボールは、新作はオリジナル3部作に続く内容となるものの、新たな要素も加わることになると明かしている。

ボールはディスカッシング・フィルムズにこう説明する。

「僕らなりの解釈です」
「私達の前に創造されたユニバースに留まりながらも、とてもクールで新しいことにもオープンでいます」

しかしオリジナル3部作のファンも心配は無用のようで、「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」「猿の惑星:新世紀(ライジング)」の製作並びに脚本を担当したリック・ジャッファとアマンダ・シルバーが今回も携わっているそうだ。また、ジョシュ・フリードマンが脚本を担当するほか、スタッフの中には前作に関わった者も多くいるという。

「僕たちは、オリジナル3部作に属しているという感覚があると同時に、とてもクールな新しいことも出来る。大きなスクリーンで見ると興奮するでしょうね」とボールは続けた。

さらに、新型コロナウイルス感染拡大の影響で活動が中断状態となっている映画業界だが、同作品の大部分がCGI技術に頼っていることから、リモートでの撮影開始が可能だとボールは見込んでいる。

「『猿の惑星』は進んでいますよ。巨大な芸術チームが素晴らしいコンセプトアートを生み出しています」
「時間はかかるかもしれませんが、脚本も進んでいます。全てが順調です」
「そればかりでなく、バーチャルでの撮影も比較的早く始まるでしょうね。これはほぼCG映画ですから」

同シリーズは、フランス人作家ピエール・ブールの小説を原作としたチャールトン・ヘストン主演の1968年作「猿の惑星」から開始、その後、ティム・バートン監督による2001年作「PLANET OF THE APES 猿の惑星」を含む数々のリメイク版がこれまで製作されてきた。

ジェームズ・フランコ、フリーダ・ピント、ジョン・リスゴーらが出演した、2011年作のリブート版3部作の第1章となる「創世記(ジェネシス)」は高評価を得たほか、興行収入的にも成功をおさめ、その後、2014年に「新世紀(ライジング)」、2017年に「聖戦記(グレート・ウォー)」が公開されている。

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