「X-ファイル」モルダー役俳優イライラ、頻繁に“キャラ設定の矛盾”訂正させていた

2025/07/20 07:16 Written by ナリナリ編集部

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デヴィッド・ドゥカヴニー(64歳)は、人気ドラマ「X-ファイル」でキャラクターの矛盾を指摘したことがあったという。

1993年から2002年にかけて放送された同人気ドラマで、主人公のFBI捜査官フォックス・モルダー役を演じ一躍人気となったデヴィッド。“脚本の穴”を発見し、それぞれのエピソード監督に訂正させる状況が頻繁にあったという。

自身のポッドキャスト「フェイル・ベター」でデヴィッドは当時をこう振り返っている。

「『X-ファイル』の頃はイライラさせられることが多くてね。他の作品ではそうでもないんだけど。『BONES』と似ていてエピソード形式なんだけど、ドラマ性が高いから。生死を分けるものもある」
「監督たちは、自分には素晴らしい脚本があると自信を持っている。『X-ファイル』なわけで、それも納得だ」
「彼らは、『こんなモルダーは前例がない』なんて言うけど、僕からしたら『こんなの過去に10回は同じのがあったな』って感じさ」

そしてシーズン1のエピドード「炎」でモルダーが火に恐怖を覚えているという設定に関して、デヴィッドは、以前にパイロット版で火に動じていない様子だったモルダーを引き合いに出し、上層部に訂正させたこともあったという。

ゲストのエミリー・デシャネルにデヴィッドはこう続けた。

「エピソードの途中で思うところがあってね。監督のクリス・カーターのところに行って、『確かパイロット版でモルダーと(ダナ)スカリーがビルが燃えるのを見た。モルダーは冷静だったし、気にしているようにも見えなかった』って」
「自分がそのキャラクターのキュレーターのようなものだし、『こんなことはできない』て言わなきゃいけない時もあるのさ」

2016年から2018年にかけて復活した同ドラマだが、デヴィッドは最近、ネットフリックスの台頭で現代の番組は何年も続き影響力を持つ作品にはなり得ないと不満を漏らしていた。

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