シンガーソングライター・米津玄師の「KICK BACK」が、アメリカレコード協会(RIAA)によりプラチナ認定を受ける快挙を成し遂げた。ゴールド公式認定に続き、日本語詞としては“史上初”のプラチナ認定という偉業達成となる。

アメリカレコード協会(RIAA)は1952年に設立され、米国内でのセールスに応じてゴールド&プラチナ認定を行ってきた機関。RIAAは公式サイトにて、「KICK BACK」が、2023年8月付けで50万ユニット以上を記録した楽曲に与えられる「ゴールド公式認定」を受けたと発表。そしてこのたび、100万ユニット以上を記録した楽曲に与えられる「プラチナ公式認定」を受けたと発表した。



「KICK BACK」は、2022年放送のテレビアニメ「チェンソーマン」のオープニング・テーマ。作詞作曲を米津玄師が手がけ、楽曲のアレンジを、米津と常田大希氏(King Gnu/MILLENNIUM PARADE)が共同編曲。ジャケットは、米津がチェンソーマンを描き下ろした。
2022年10月12日より配信リリースされると、瞬く間にチャートを席巻。国内では配信デイリーチャート31冠を獲得した。ミュージックビデオは2億再生、ストリーミング累計再生数は5億回超という大ヒットを記録している。
米津はインタビュー動画の中で、今回の快挙について次のようにコメントしている。
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「KICK BACK」が、RIAAアメリカレコード協会よりプラチナ認定を受けたということで、大変嬉しく思っております。
この曲は、2022年のTVアニメ「チェンソーマン」のオープニング・テーマとして制作しました。共同編曲として、King Gnuの常田大希に参加していただいて、なんかすごく楽しかった記憶が残っています。作るにあたっても、いろいろ苦労する、試行錯誤をすることもあったとは思うんですが、喉元過ぎれば熱さ忘れるというか。今となっては、すごく無邪気に作っていたなという、いい思い出として残っていますね。
ミュージックビデオは、奥山由之監督に撮っていただきました。なんというか、今までに誰も見たことがないような、素晴らしいミュージックビデオで。撮影は大変だったのですが、それもまたいい思い出として、いい人生の一幕だったなぁというふうに思っております。とても素晴らしい映像になって大満足です。
今年の初め、ワールドツアーに行った時には、皆さんこの「KICK BACK」という曲で、非常に熱く盛り上がってくれて。やはり「チェンソーマン」が日本以外の国でも人気なのも合わせて、この曲が持ってる力というかエネルギーみたいなものは凄く大きいんだなということを改めて感じる機会になりました。
そして、今年は「チェンソーマン レゼ篇」の映画が公開するということもあり、「KICK BACK」のリミックス版を、Frost Childrenに手掛けてもらいました。Frost Childrenは以前からすごく好きなミュージシャンで。リミックスの依頼を受けてくださって、初めて聴いた時、ものすごい振れ幅で1発目から最高の音が鳴っていて、非常にこう“やったー!”という気持ちで、聴いた瞬間のことを強く覚えています。初めてリミックスということをやったのですが、こんなに楽しいものなんだなということを実感しました。ありがとうございます。
そちらも合わせて、楽しんでもらえたら嬉しいです。