“画家・浜田雅功先生”初の個展、自分なりに一生懸命描いたので「素通りだけはやめて」

2025/10/18 03:04 Written by ナリナリ編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功(62歳)による初の個展「空を横切る飛行雲」が、10月19日から12月21日まで、東京・麻布台ヒルズギャラリーで開催される。これに先立ち、10月16日にはオープニングセレモニーが開かれ、浜田雅功が出席した。

セレモニーには、“画家の浜田雅功”本人に加え、本展の豪華クリエイティブチームが登壇。展覧会の幕開けを華々しく祝った。

セレモニーの冒頭「画家・浜田雅功先生にご登壇いただきます」と紹介されると、舞台裏から「ハハッ!」と浜田先生の甲高い笑い声が響き、会場は一気に和やかな雰囲気に。ヴァイオリニストの生演奏に乗って登壇した浜田先生は、自身が描いた作品「最後の晩餐」を背に、こう挨拶した。

「皆さん後ろの絵を見ながら半笑いですが、自分なりに一生懸命描いたつもりでございます。ここに至るまで、たくさんのスタッフに関わっていただき、やっとたどり着きました。今日はお越しいただきありがとうございます」

続いて、浜田先生が描いた原画をもとに彫刻家が制作した立体作品「ライオン」の「目入れの儀」が行われた。完成した立体作品を見た浜田先生は「立体にするといいですね」と感心しつつも、「(指の)数が全然違うし、ずっと(しっぽのような部分を指して)『これなんやねん!』って思っていました」とコメントし、笑いを誘った。

テープカットには、浜田先生に加え、高須光聖氏(企画・監修)、北原和規氏(クリエイティブ・ディレクター)、宮地敬子氏(dot architects・会場構成)、そして藤原寛氏(吉本興業株式会社代表取締役副社長)が登壇。

浜田先生とは幼馴染である高須氏は、「昨夜、会場を見させていただいたんですが、すごく見応えが“ない”んですよね」と、らしさ溢れるコメントで会場を驚かせる。「でも、100枚の絵を見て、最後の部屋に入ったときに、スタッフ全員が『うわ、ええかも』って言い出したんですよ。100枚見た後に感じるものがある……これはすごい個展だなと思いました」と、独特の視点で見どころを語った。

セレモニーの最後には「作品を手がけるうえで意識したことは?」との質問に、浜田先生は「見てくれる方にどこまで伝わるのかと思っていました。作品を素通りされるのは心外なんですよ(笑)。『これはなんなんだ』と一枚をじっくり感じとって、次に進んでほしい。素通りだけはやめてほしい。100枚描いていますから!」と話した。

個展のタイトル「空を横切る飛行雲」にはどんな想いが込められているのかという質問には「実はこちらのタイトルは、通っていた尼崎市立潮小学校・校歌の冒頭の歌詞からとられたものなんです」と説明し、「いまだに記憶している」という校歌を熱唱。会場の笑いを誘った。

会場ではグッズショップ「雑貨 はまだショプとし」にて公式図録やストリートブランド・SAPEurとのコラボグッズが販売されるほか、本人命名のコラボカフェ「喫茶 はまだまさとティー」もオープンするなど、多彩な企画が用意されている。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.