ロックバンド・サカナクションの山口一郎(45歳)が11月14日、自身のX(Twitter)を更新。紅白歌合戦に2度目の出場をすることについて、自身の思いをつづっている。

大みそかに放送される「第76回NHK紅白歌合戦」に2度目の出場が決まったサカナクション。ボーカル・ギターの山口は自身のX(Twitter)を更新し、「僕たち私たちサカナクションは、今年、久しぶりに紅白歌合戦に出演します。長い間、迷いながらも泳ぎ続ける僕らを見つめ、手を振り、声を届けてくれた皆様のおかげで、サカナクションは2025年も音楽の海の底を迷わず進むことができています。本当にありがとうございます」と感謝と共に出場を報告。

そして「実を言えば、紅白への出演は、最後の最後まで迷っていました。病と共に歩きながら作り出した自分達の曲が、テレビの世界でどこまで伝わるのか、その不安は、ずっと心の奥に残っていました。けれど、あの時生まれた言葉や音が、YouTubeの生配信、SNS、そして送っていただいた沢山の手紙によって、誰かの夜に届き、自分と同じように病気や様々な理由で苦しんでいる方々の力になっているという実感を得た事で、迷いは少しずつ溶けていきました」「そして、バンドが18年という月日を重ねても、5人で見る景色がまだ新しく、変わらないまま変わり続けられるという自信。その積み重ねが、出演を決める決定的な理由になりました」と、悩んだ末に出場を決めた理由を説明。
続けて「僕個人としては、山の尾根の上を歩くように、上がったり下がったり揺れ動いてきたここ数年の葛藤を噛み締め、支えてくれた方々一人ひとりを想像し、祈りを込めて歌いたいと思っています。どうか、今年の大晦日は宜しくお願い致します」とつづった。
サカナクションは2013年、第64回NHK紅白歌合戦に初出場。8thシングル「ミュージック」を披露した。