楽天の田中将大投手(36歳)が、11月24日に自身のYouTubeチャンネルを更新。「このたび私は楽天イーグルスと来季の契約を結ばずに、新たなチームを探すことに決めました」と発表した。
田中投手はこの日、「本日はご報告の動画です。」と題した動画を投稿し、「このたび私は楽天イーグルスと来季の契約を結ばずに、新たなチームを探すことに決めました」と報告。
そして、「メジャーから仙台に戻って、一緒にプレーができて、本当に嬉しかったです。そしてファンの皆さん、日本に戻ってきてから、イーグルスで日本一になることを目標に、皆さんと共に、日本一になりたい一心でプレーをしてきました。この4年間で、その目標が叶わず、本当に残念です。なかなか思うように行かず、苦しく、我慢の時間も少なくなかった時にですね、どんな時も信じて温かいご声援くださり、時には叱咤激励もしてくださり、支えられてきました。感謝しています。ありがとうございます」とファンに感謝の言葉を伝えた。
来季については「どこでプレーするかというのは、まだ何も分からない状態ですけども、今の自分は、もういいコンディションで、いいトレーニングを積むことができています。もう来季に向けてもスタートしていますし 来季、今年投げられなかった分、さらにしっかりと投げて、戦っていきたいなという風に思っているので、引き続きしっかりと準備をして、オフシーズン過ごそうかなという風に思っています」とのこと。
最後は「結論がまた、しっかりと出た時に、またこの場で自分から皆さんの方にご報告させていただきます」と語り、報告の動画を締めくくった。
田中投手は2006年のドラフト1位で楽天に入団。2009年から5年連続2ケタ勝利、2013年には24勝0敗1セーブ、防御率1.27の活躍で、楽天初のリーグ優勝、日本一の原動力となった。翌2014年よりヤンキースに移籍。6年連続で2ケタ勝利を挙げるなど活躍し、2021年に楽天に復帰したが、2021年が4勝9敗(防御率3.01)、2022年が9勝12敗(防御率3.31)、2023年が7勝11敗(防御率4.91)、2024年が0勝1敗(防御率7.20)と、思うような成績は残せなかった。なお、日米通算200勝まで残り3勝に迫っている。