永谷園は、社会人のコンビニランチの実態を探るべく、働く男女557名を対象に「コンビニランチ」について調査を実施。「職場ランチの購買行動がもたらす感情の変化」について、調査結果を発表した。

調査ではまず、「仕事上で“ごきげん”でいることを重要であると感じますか?」と質問。その結果、「はい」(45.8%)、「どちらかと言えばはい」(42.0%)を合わせた87.8%が「ごきげんでいることが重要である」と感じていることがわかった。また、「ごきげんを保てないと仕事のパフォーマンスが下がる」と回答した人は91.2%に上り、感情が仕事を左右すると実感している人が非常に多いようだ。

次に「不機嫌な人がいると、職場の雰囲気が悪くなると感じることはありますか?」とたずねると、「はい」(58.9%)、「どちらかと言えばはい」(35.8%)を合わせた94.7%が「感じる」と回答。ビジネスパーソンにとって、仕事がある日の“ごきげん”は、自身のパフォーマンスだけでなく、職場全体の雰囲気にも影響を及ぼす重要な要素と言える。

続いて“ごきげん”と“ランチ”の関係を考察していくことに。仕事がある日に「1日をごきげんに過ごせている人」のうち、「ランチの満足度が高い人」の割合は88.7%と高く、「満足度の低い人」はわずか9.4%。一方で「1日をごきげんに過ごせていない人」では、「ランチの満足度が高い人」は47.6%にとどまり、「満足度の低い人」は48.4%まで増加した。この結果から、ランチの満足度が高い人ほど、1日をごきげんに過ごす傾向がうかがえる。ランチが、仕事がある日の気分を左右する重要な要素となっている可能性がありそうだ。

さらに「仕事がある日、1日を“ごきげん”で過ごすためにランチで切り替えることはありますか?」と質問。その結果、「はい」(35.4%)、「どちらかと言えばはい」(42.9%)を合わせた78.3%が、ランチで気持ちを切り替えることがあると答えた。実に4人に3人が、ランチを栄養補給だけでなく、気持ちをリフレッシュする時間として活用しているようだ。
こうした調査結果を受けて、永谷園は「特に注目すべきは、忙しく働く日々の中で、仕事以外のワクワクや楽しみを上手に見つけられている人ほど、ランチ満足度が高く、結果的に1日をごきげんに過ごせている傾向があるという点です。1日をごきげんに過ごすことが、仕事のパフォーマンスにつながるという点から考えると、ランチであっても他の何かであっても、日々に小さな息抜きやワクワクを見出すことが、仕事においても非常に重要であるということが言えます」とコメント。
そして「いつものコンビニランチを、『考えるのが面倒』『いつものでいい』と選ぶのではなく、『自分がちょっと気分が上がるごはんは何だろう』と意識して選ぶ。こうした小さな工夫が、日々の仕事のパフォーマンスや、人生の幸福度を少しずつ高めてくれるのではないでしょうか」と提案している。