3月11日に放送されたバラエティ番組「ありえへん世界∞」(テレビ東京系)で、昭和世代と令和世代における、“1時間弱”の意味の違いについて取り上げた。

番組はこの日、「昭和の常識…令和の非常識」をテーマに進行。“言葉”に関する違いについて、同じ言葉でも昭和世代と令和世代では意味に違いがあるものを取り上げる。
その一例として、“1時間弱”はだいたい何分くらいかと、街頭インタビューで聞いていくと、昭和世代は「50分くらいかな」「50分ぐらい」「1時間より下」と答え、スタジオでVTRを見守っていた次長課長・河本準一も「1時間はないってこと」とうなずく。
番組の調査では、「1時間弱は何分?」との問いに、昭和世代は93%(37人)が「1時間より少し手前」と回答。「1時間より少し長い」と答えたのは7%(3人)だった(※昭和世代40人に街頭調査)。
しかし、令和世代に同じ質問をすると、「1時間15分くらい」「1時間5分〜10分」「80分」「1時間過ぎているイメージ」との声が続々。番組の調査では、令和世代は71%(34人)が「1時間より少し長い」と回答し、「1時間より少し手前」と答えたのは19%(9人)、「わからない」が10%(5人)だった(※令和世代48人に街頭調査)。
こうした世代間ギャップに“昭和世代”SUPER EIGHT・村上信五は「えっ…」と絶句する一方、“令和世代”ひまひまは「私もこっちです。1時間とちょっと」とコメント。タレント・石原良純は「これは認識しておかないと…待ち合わせができないぞ」と話し、次長課長・河本準一も「待ち合わせがだいぶズレる」と頷いたが、石原は「でもこの(令和世代の)人たちと待ち合わせることない(笑)」と笑った。
なお、番組が三省堂国語辞典(第八版)で確認したところ、「〜弱(接尾)」の意味は「それよりやや少ないこと」のため、「昭和世代のほうが正しいと判明」と結論づけた。
ちなみに、なぜ令和世代は「1時間より少し長い時間」と答えるのかについて、街頭インタビューを進めていくと、令和世代は「1時間とちょっと(弱)だから」「1時間+弱」と認識している人が多かったそう。さらに、令和世代に対し、「1000円弱は何円ぐらいですか?」と質問。これも時間と同様に「1100円とか」「1300円」「1000円ちょっとみたいな」と答える人が半数以上を占めたという。