米国の長寿トーク番組、司会者の“発言”で放送無期限停止に

2025/09/19 06:12 Written by ナリナリ編集部

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米放送局ABCは、コメディアンのジミー・キンメル(57歳)が自身のトーク番組で行った発言を受け、長寿番組「ジミー・キンメル・ライブ!」の放送を無期限で停止すると発表した。

発端となったのは、米ユタ州の大学で、保守活動家チャーリー・カークさんが射殺された事件に関するジミーのモノローグで、タイラー・ロビンソン容疑者が「MAGA(Make America Great Again)運動に属する人物だ」と示唆し、「MAGA勢は彼を自分たちの一員ではないと見せかけ、政治的得点を稼ごうとしている」と語った。

この発言に対し、米最大の放送事業者ネクスター・メディアが強く反発。「地域社会の価値観を反映していない」として、ABC系列局で番組を別のコンテンツに差し替えると発表した。放送部門代表アンドリュー・アルフォード氏は「現時点で公共の利益にかなうとは言えない」と述べ、冷静な対話の再開を望む姿勢を示した。

今回の決定を受け、著名人たちが言論の自由の危機を訴えている。ベン・スティラーは「これは正しくない」と投稿。キャシー・グリフィンは「今こそ声を上げるべき。彼を支えることがとても重要」と呼びかけた。ワンダ・サイクスは「彼はウクライナ戦争もガザも解決しなかったが、言論の自由は終わらせた」とトランプ大統領を批判。ジーン・スマートは「彼の発言は憎悪ではなく自由な言論」と擁護した。

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