ローレンス・フィッシュバーンは、代表作「マトリックス」の製作中、「常に痛みを抱えていた」という。キアヌ・リーブス主演の同シリーズでモーフィアス役を演じていたローレンスは、1999年公開の第1弾に向けた過酷なトレーニングで苦労したと明かしている。

マラケシュ国際映画祭でローレンスはこう語った。
「僕らは事実上、香港スタイルで演じた初の西洋人俳優だったと言えるだろう」
「だから(格闘技の振付師)ユエン・ウーピンは、僕らには無理なんじゃないかと心配していた。だから、僕らをプロの選手のようにトレーニングしたんだ」
「そして、そのトレーニングの最中、僕はなぜプロの選手たちがあんなにお金をもらえるのか気づいたよ。プロの選手たちは常に痛みを抱えているんだ。ジムに行って、1日筋肉痛になるとか、そういう時々の痛みじゃない。ずっとなんだ」
同シリーズは、第1作目から22年の時を経て、2021年に「マトリックス レザレクションズ」が公開されたが、モーフィアス役はヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が演じており、ローレンスは出演についてラナ・ウォシャウスキー監督に連絡は取ったが、返事がなかったと以前に明かしていた。