「スタンド・バイ・ミー」監督夫妻死亡事件、トランプ大統領の発言が物議

2025/12/17 04:19 Written by ナリナリ編集部

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「スタンド・バイ・ミー」「恋人たちの予感」などで知られる映画監督のロブ・ライナーと妻ミシェル・シンガー・ライナーが12月14日、米ロサンゼルスの自宅で死亡し、後に息子ニックが逮捕された事件をめぐり、ドナルド・トランプ米大統領の発言が物議を醸している。

トランプ大統領は自身のSNSであるトゥルース・ソーシャルに、ライナーについて「かつて才能ある映画監督だったが、TRUMP DERANGEMENT SYNDROME(TDS/トランプ錯乱症)という治らない精神的疾患に苦しんでいた」と投稿。

夫妻の死を「彼が他人に与えた怒りの結果」とし、「彼のトランプへの執着は狂気に達していた」と主張した。最後には「ロブとミシェルが安らかに眠れるように」と結んだが、内容は強い批判を呼んでいる。

この発言に対し、共和党議員からも異例の反発が相次いだ。トーマス・マッシー下院議員は「残虐な事件の犠牲者に対する不適切で不敬な言葉だ」と批判。マージョリー・テイラー・グリーン議員も「これは家族の悲劇であり、政治や政治的敵対とは無関係」と指摘。引退を控えるドン・ベーコン議員は「下品で、冗談にすべきことではない」と非難した。

事件そのものが衝撃を与える中、大統領の発言は遺族や社会にさらなる波紋を広げている。

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