マイケル・ジャクソンの伝記映画に対する世間の批判について、コールマン・ドミンゴが語った。
マイケルの遺産管理団体がプロデュース、アントワーン・フークア監督による「マイケル」で“キング・オブ・ポップ”の父親ジョー・ジャクソンを演じたコールマン。マイケルに対する児童虐待の告発により批判の的となっている同作についてこう話す。
「彼に関するそういった意見は私には全く関係がないことだ」
「キャラクターが何よりも大事なんだ。そして遺産管理団体、アントワーン・フークア、(マイケルを演じた)類いまれなジャファー・ジャクソンという素晴らしい人々と一緒に仕事をするということがね」
また、同作にマイケルの遺産管理団体が深く関わっていることへの人々の懸念について尋ねられ、「わからないな。早い段階で自分はそのことを切り離していたから」「私が奉仕するのは作品であって、反応じゃない。自分があのように演技できる唯一の理由だ」と答えた。
一方、自身が演じた、父親ジョーを訴えたマイケルを「複雑な人間」として描いている同作について、「誰にでも語るべきストーリーがある」と続けた。
ブロードウェイ・ミュージカルの「パッシング・ストレンジ」や「スコッツボロ・ボーイズ」など意見を二分する作品への出演に慣れているというコールマンはこう語る。
「私の仕事は好かれることじゃない。物語を伝えることだ。承認は目的じゃない。映画やテレビの仕事にそれを生かしてきた」
「『カラー・パープル』で私がファンテイジア(バリーノ)に口答えした時、『彼に共感するものがある』と人々は言った。それでいい。そこに強い感情をあなたは抱く、しかしそれは私という人間ではないことを願うよ」