ニホンモニターは12月3日、2024年1月〜11月のCM出稿状況を基にした「2024CM起用社数ランキング」を発表。女優の川口春奈（29歳）が24社で断トツの1位となり、年間王者2連覇を達成した。

2024年のCM起用社数トップは、昨年から独走を維持し続けた川口春奈が、上半期の21社→24社へとさらに数を伸ばし、他を寄せつけない圧倒的な強さで、昨年に続き年間王者に。食品やコスメ、医薬品、ネットショッピング、ヨガスタジオなどの生活に身近な企業から、「ニデックってなんなのさ」「♪日本製鉄中〜」といった一般にはあまり馴染みのない企業の顔となり認知度向上に貢献と、まさに八面六臂の活躍となった。

続く賀来賢人も上半期の15社→18社へとアップ。日本ケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダースに扮した姿が定着した効果を活かした、ウマ娘（Cygames）との企業間コラボCMなど、新たな起用社数増のパターンも見られた。

さらに16社には上位常連の芦田愛菜、14社は今期朝ドラヒロインの橋本環奈、12社には今田美桜、広瀬すず、吉岡里帆といった女優陣が並ぶ。また、アスリートのトップを飾ったのは11社の大谷翔平選手。男性としても賀来に続く2位と、今年の活躍ぶりを象徴するかのような好成績を収めた。

上位陣が常連組で占められる中、躍進著しいタレントが今年は多く輩出。大河や連続ドラマ、映画の話題作への出演が相次いだ山田裕貴は昨年の5社→10社へと倍増。また、パリ五輪では惜しくもメダル獲得を逃したものの、ブレイクダンスの魅力を広く世間に浸透させたShigekix、連続ドラマ「不適切にもほどがある！」（TBS系）で一躍時の人となり、ブレイクタレントの仲間入りをした河合優実。何かと話題を振りまきつつも、持ち前の明るさや素直さで愛され続ける元自衛隊芸人のやす子。来年春の朝ドラ「あんぱん」への出演も決定している原菜乃華、「日経トレンディ」が今年以上のブレイクを予測する“来年の顔”にも選出された板垣李光人などの躍進が目立った。