島倉千代子の“未発表音源”7曲発見、4曲は命日発売のメモリアルアルバムに収録へ

2025/10/17 15:17 Written by ナリナリ編集部

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今年13回忌となる演歌歌手・島倉千代子の未発表音源が見つかり、島倉の命日にあたる11月8日発売のメモリアルアルバムに収録されることがわかった。今回、7曲の未発表音源が発見され、うち4曲はアルバムに収録されるが、未収録の3曲も11月14日に開催されるメモリアルイベントで披露される。

島倉千代子の13回忌のメモリアルアルバムの発売にあたり、レコード会社がリクエスト曲を募集。すると、ファンから未発表音源の情報が寄せられ、今回の発見につながった。ファンが持っていた1962年5月の新聞記事には、新曲「峠道」のレコーディングの様子と「うた声喫茶でみんなといっしょに歌いたい」という島倉のコメントが掲載されていたが、発売されていない。

記事にあった録音日の台帳を調べたところ、実際にレコーディングされた記載があり、マスターテープが残っていることが判明し、実際のマスターテープも現存した。

さらには島倉のデビュー前、1954年12月の録音台帳には「花の奴さん」と題された楽曲が記載されていた。経緯のほどは不明だが、1957年4月に花村菊江が歌詞の一部を変更して発売している。レコード会社では社内に残る島倉千代子の資料をさらに精査することで合計7曲の未発表音源を発見し、前述の「峠道」「花の奴さん」に加え、「君待つ城ヶ島」「風花の街」の4曲を今回のアルバムに初収録する。

2枚組となる今回のメモリアルアルバムには、未発表音源のほかに「人生いろいろ」「東京だョおっ母さん」「からたち日記」「愛のさざなみ」「鳳仙花」などのヒット曲、姉の島倉敏子と歌った唯一の音源「一の宮青年音頭」などの貴重音源、全33曲が収録される。
また、11月14日に開催されるメモリアルイベントでは、ビデオコンサートのほか、島倉とゆかりのある歌手からのビデオメッセージやファンからのリクエスト曲、さらに今回のアルバムには収録されない未発表音源「この橋渡って行った人(1957年録音)」、「どんなに愛しても(1966年録音)」なども披露される予定だ。

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