トランプ大統領が自ら投稿、許可得ず曲使用“トランプ大統領のAI動画”に抗議

2025/10/23 05:03 Written by ナリナリ編集部

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米シンガーソングライターのケニー・ロギンスが、自身の代表曲「デンジャー・ゾーン」が使用されたAI動画に対し、ドナルド・トランプ大統領へ「即刻削除するよう」要求した。この楽曲は1986年公開の映画「トップガン」のサウンドトラックに収録され、世界的ヒットを記録した。

問題の動画は、トランプ氏が自身のSNS・トゥルース・ソーシャルに投稿したもので、AIによって生成された映像には、飛行機に乗って「ノー・キングス」抗議デモに茶色い汚物のような液体を投下する様子が描かれている。

ロギンスはバラエティ誌に声明を寄せ、「これは『デンジャー・ゾーン』のパフォーマンスの無断使用だ。誰からも許可を求められていないし、求められていたとしても拒否していただろう。私はこの動画から私のレコーディングを即刻削除するよう求めている」と述べた。「ノー・キングス」デモは、トランプ氏の政策に抗議するため全米各地で行われている。

ロギンスは楽曲が政治的分断に利用されることを望まず、「我々を分断することだけを目的としたものに自分の音楽を使いたがる人がいるとは思えない。多くの人が分断を助長しているが、我々は新しい方法で団結する必要がある。我々は皆アメリカ人であり、愛国者だ。『我々と彼ら』という区別は、我々の本質ではなく、あるべき姿でもない。我々は一つであり、音楽を通じて互いを祝福し、団結できることを願っている」と語った。

なお、ホワイトハウス側はこの件に関するコメント要請に対し、「トップガン」のセリフ「I feel the need for speed(スピードが必要だ)」と書かれたミーム画像を送ってきたという。

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