ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53歳)が、11月14日に放送されたスポーツ番組「おはようロバーツ」(ABEMA)に出演。「ポストシーズン史上最高の活躍をした一人」として、“ポストシーズンMVP”に山本由伸投手を挙げた。

番組は今回、MLBワールドシリーズ2連覇達成から1週間後、サンディエゴにあるロバーツ監督の自宅でインタビューを実施。ワールドシリーズ第7戦、前日に100球近くを投げながら再び登板し、チームを優勝に導いた山本由伸投手の“伝説の連投”について、ロバーツ監督は「第6戦のあと『第7戦で投げられるよう君を準備させる』と由伸に言った」と回顧。「矢田修センセイが力になって体とメンタルの両方を整えてくれた。由伸はトレーニングスタッフに『投げられる』と伝えていた」と振り返り、「由伸がどれだけ投げられるかは分からなかったけど、プレーオフ前に『負けるという選択肢はない』と言っていた」と準備の背景を明かす。
そして山本投手の精神面についても「日本の選手は文化的にも競争心やタフさが根付いているけど、由伸のマインドは本当に強い」と称賛した。

また、「ロバーツ監督が選ぶポストシーズン“MVP”は?」という問いには、「由伸です」と即答。「ポストシーズン史上最高の活躍をした一人だと思う」と続けたロバーツ監督は、「チームに最も必要とされたとき、しっかりと応えてくれた。由伸を心から誇りに思っている」と、今季のドジャースを象徴する存在として最大級の敬意を表した。